企業だけでなく、教育機関においても、社会で活躍できる人材の教育・育成の必要性が高まっています。
社会で求められる教育のあり方が、知識中心のものから思考中心、人格中心のものへと変化する中で、より早いうちから、ビジネスの現場を意識した人材の教育・育成が求められるようになってきているからです。
では今、ビジネスの現場で求められる能力とは何でしょうか?
それは 『情報を活かす力=情報活用力』 です。
プレゼンテーション、プロジェクト管理、個人情報保護、企画提案…etc.
ビジネスのあらゆる場面で、「情報を活かす力=情報活用力」が求められています。
今や、 『情報を活かせる人 = 仕事のできる人』 は社会の常識です。
「情報を活かす」とはすなわち、「情報を活用し、適切に他者に伝えられる」ということです。
だからこそ『情報を活かす力=情報活用力』が重要なのです。
日常生活のあらゆる場面で、パソコンやインターネット、モバイルが活用されるようになりました。
道具が変われば、コミュニケーションの仕方や仕事の進め方も変化します。
未来教育推進機構ではこれらの社会状況の変化を踏まえて、現在の社会人が仕事を行ううえで必ず必要になる能力を「5つの基礎力」として体系化しました。
「5つの基礎力」の最も重要な要素が「情報活用力」です。
ではなぜ、「情報活用力」が重要なのでしょうか?
以下は「5つの基礎力」の最も内側の「基盤力」を詳細化したものです。
「基盤力」は現代の読み書きそろばんといわれており、最も根源的な基礎能力です。
この「基盤力」が、社会人として必要な、より外側の基礎力へと広がっていくためには、情報を正確に収集し、分析・整理し表現することが重要なのです。
つまり、「基盤力」をハードと考えると、それをどのように取捨選択し活用するのか、というソフトが重要になります。
この力が「情報活用力」というわけです。
ビジネススキルの中核をなす基盤力を中心に、情報活用力を鍛えることによって実践的な仕事力を大幅に向上することが可能になります。
「情報活用力」は「5つの基礎力」の形成において最も重要な段階であり、それゆえに「社会人に求められる力=情報活用力」となります。