2018年7月26日
『eg(電気とガス)』5月号の解答
今回は、社内説明会で利用するプレゼンテーション資料の順序を判断する問題です。
取引先への提案、社内の会議など、ビジネスにおいてプレゼンテーションを行う機会は多々あります。プレゼンテーション資料の内容、話の流れによっては聞き手の理解度に差が出てしまいます。プレゼンテーションの基本を押さえ、聞き手が分かりやすいように話の流れを組み立てましょう。
まず、ビジネスで利用されるプレゼンテーションの流れについて、確認してみましょう。
わかりやすい話の流れ(論理的に分かりやすい展開)
提案内容を詳細に説明するパターン
なぜこの提案を行うのか
提案の狙いや目標を明確にする
提案の全体像
全体像を述べてから具体的な内容を補足
提案を実行する場合の具体的計画
次に、選択肢に提示されているスライドの内容を確認しましょう。
ア.
新システムを導入することによるメリットが記述されており、
フローチャートの「効果(導入後の全体像)」にあたるといえます。
イ.
現状のシステムによる問題点が記述されており、
フローチャートの「背景」にあたるといえます。
ウ.
新システムを導入後の業務の流れ、改善事項が記述されており、
フローチャートの「効果(導入後の具体的な体制)」にあたるといえます。
エ.
新システム導入後の各部署の具体的なスケジュールが記述されており、
フローチャートの「実施計画」にあたるといえます。
最後に、選択肢とプレゼンテーションの流れを照らし合わせてみましょう。
A. ウ(効果) → イ(背景) → ア(効果) → エ(実施計画)
B. イ(背景) → ア(効果) → ウ(効果) → エ(実施計画)
C. イ(背景) → ウ(効果) → ア(効果) → エ(実施計画)
D. エ(実施計画) → イ(背景) → ア(効果) → ウ(効果)
BとCが同じ 背景→効果→効果→実施計画 となっています。
一般的に全体像を述べてから具体的な内容を補足すると話がより分かりやすくなっています。
ここで、
ア:導入後の全体像
ウ:導入後の具体的な体制
となっているため、ア→ウという流れになることが分かります。
これらの判断により、もっとも適切なプレゼンテーションの流れは
イ→ア→ウ→エ
となります。
よって、答えはBとなります。
「eg(電気とガス)(発行:財団法人 経済産業調査会)」は、読み易い、わかりやすいをモットーに、egトレンド、エコー、エッセー等のタイムリーな情報を提供するほか、資料として、電力・ガス需給実績等を掲載したエネルギー情報誌です。
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