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『eg(電気とガス)』11月号の解答

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今回は、プレゼン資料を作成する際に気を付ける情報モラル(著作権や肖像権)について問う内容です。


まずは、著作権について確認しましょう。

著作物:人が考えたことや感じたことを創作的に表現したもの。

    (例)小説や論文、音楽、絵画、建築物、写真、映画など

著作者:著作物を創作した人

著作権:著作者に対して法律によって与えられる権利

肖像権:人の肖像(人物の姿を写したり、似せたりした写真、絵、彫刻など)に関する権利


著作権制度は、このような著作物を生み出す著作者の努力や苦労に報いることによって、日本の文化全体が発展できるように、著作物の正しい利用をうながし、著作権を保護することを目的としています。作者の気持ちに反するような、作品の扱い方をしてはいけません。
(例)作者の了解なしに公開する、作者の了解なしに作者の名前を公表する、作者の了解なしに作品を変えるなど


肖像権によって、自分の肖像を無断で作成されたり、公表されたりすることを拒否することができます。断りもなく、私生活の写真を撮って公開すると、肖像権を侵害する恐れがあります。


次に、それぞれの選択肢を確認しましょう。

A. 自社の顧客に対して実施したアンケート調査の調査結果を分析して、情報をまとめた

アンケート調査のデータは、自社でアンケートの回収と加工をしているため、自社の著作物となります。よって、結果を分析して情報をまとめたことは取り扱いとして問題はなく、適切といえます。


B. 厚生労働省の調査データが根拠として活用できそうだったため、データをグラフ化し、出典を記載した

出典の記載や引用元を明示せずに利用した場合、問題となります。この設問では自分でグラフを作成し、使用データの出典を記載しているため、取り扱いとして問題はなく、適切といえます。


C. インターネットに上がっていた商用利用や改変可能なフリー素材をそのまま利用して、利用の流れを図解した

商用利用可能な場合、営利目的で使用することが可能です。また、改変可能な場合、編集し再利用することも可能です。
よって、フリー素材をそのまま使用したことは取り扱いとして問題はなく、適切といえます。
商用利用や改変して素材を利用する場合は、「利用規約」で取り扱いの詳細を確認してから利用するようにしましょう。


D. イメージに合う素材がなかったため、社内の様子を勝手に撮影し、イメージ写真として使用した

被写体の承諾なく、勝手に写真を撮影し利用することは「肖像権侵害」にあたります。
よって、情報の取り扱いとして不適切といえます。
また、撮影と公開については別々の承諾が必要になるため、撮影の承諾をしていても、公開の承諾がない限り、勝手に公開した場合は肖像権侵害になることにも注意が必要です。


よって、答えはDとなります。

「eg(電気とガス)(発行財団法人 経済産業調査会)」は、読み易い、わかりやすいをモットーに、egトレンド、エコー、エッセー等のタイムリーな情報を提供するほか、資料として、電力・ガス需給実績等を掲載したエネルギー情報誌です。
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