2012年10月15日
『eg(電気とガス)』10月号の解答
皆さま、こんにちは。
今回よりこのページで、経済産業調査会発行『eg(電気とガス)』で連載されている判定! あなたの情報活用力」の問題と解説を公開します。
問題で腕試しした後は、解答を読んで答え合わせしていただけるようになりました。
あなたの情報活用力をさらにアップさせるのに、お役立てください。
10月号では、絵グラフに関する問題が出題されました。
絵グラフは直感的に理解できるよう作成されているグラフなので、大体の見当をつけることが重要です。
イの絵グラフを見ると、人のアイコンは大きい人と小さい人の2種類があることに気づきます。
大きい人1人が実際の何人を表しているか、小さい人1人が実際の何人を表しているかを考えてみましょう。
2011年度では、21万5千人を大きい人4人と小さい人1.5人で表しています。
ためしに、21万5千人を20万人と1万5千人とに分けます。
大きい人4人が表しているのが20万人、小さい人1.5人が表しているのが1万5千人とすると、
大きい人1人で5万人、小さい人1人で1万人という仮説が立ちました。
次に、2008年でもこの仮説が正しいか検証します。
2008年は、大きい人1人と小さい人4人。
5万人×1=5万人
1万人×4=4万人
合計で9万人。
よって、大きい人1人が1万人、小さい人1人が5万人という仮説は正しいことになります。
以下、A~Dについて計算してみます。
A
大きい人5万人、小さい人1万人で計算してみると
2009年⇒5万人分1人+1万人分2.5人=7万5千人
2010年⇒5万人分1人+1万人分5人=10万人
で計算が合いません。
B~D
すべて計算は合います。
よって、グラフ表現の観点から判断します。
B⇒2010年は15万人で、大きい人3人で表現できるので、あえて小さい人を使う必要はありません。
D⇒2009年の項目は大きい人を半分にしているが、2008年度と2011年度との表現の統一を考えると、小さい人で表す方が適切です。
よって、正答はCとなります。
参考:正解のグラフは下図のようになります。
いかがでしたか?
実際に絵グラフを読むときや、絵グラフを作成するときの参考にしてくださいね。
では、またeg11月号でお会いしましょう!
「eg(電気とガス)(発行:財団法人 経済産業調査会)」は、読み易い、わかりやすいをモットーに、egトレンド、エコー、エッセー等のタイムリーな情報を提供するほか、資料として、電力・ガス需給実績等を掲載したエネルギー情報誌です。
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