一口に、情報授業といってもその内容は、知識・操作から実践的なトレーニングまで様々です。加えて、学生ごとの理解度のばらつきや、学科・希望職種によって必要とされる能力が異なるということがあり、適切な情報教育の実施というものは非常に難しくなっいます。
どうすれば、効果的な情報授業ができるかということは、先生方の悩みの種となっています。
今や、ほとんどの家庭にパソコンがあり、また高校では「情報」科目が始まり、ICT機器の操作や知識など、学生の情報リテラシーの水準は確実に上昇しています。
しかし、実社会では単に使い方を知っているだけではなく、業務の中で、それらを使って情報を効果的に活用できる能力が求められています。
そのため、情報教育が果たすべき役割も、知識・操作の習得というレベルから、実際に活用できるレベルへと変化しています。
Rastiは、実際の情報活用場面を想定した出題で、学生のICT利活用力を的確に診断でき、また、それらの結果から、導き出される学習カリキュラムなら、実社会で活用できる知識や判断力の効果的な育成が容易になります。
そのため、これまでの情報教育の次の段階、リテラシー力を実践力へとつなげる、新しい情報教育の実施が可能となります。
今の社会では、特定の職種だけでなく、誰もがICTを使いこなす事を求められます。
しかし、そのような社会的ニーズがあるにもかかわらず、多くの学生は情報授業にたいしてあまり積極的ではないという実状があります。
その大きな原因としては、ひとつは従来のリテラシー教育では実際の活用場面が見えづらく、「どの様な場面で必要とされるのか?」「何ができるようになるのか?」が見えづらいという事があげられます。
また、しばしば授業の到達目標として設定される情報関連の資格・検定試験は、合否による判定がほとんどであり、学生としては「どれぐらいできていたのか」 や「今後どの分野を学習していけばよいのか」といった今後の指針を得ることができないため、次のステップへの意欲を持つことができないという点もあるで しょう。
実務を題材に作成されているRastiの問題なら、テストを受けるだけで「どの様な場面で必要とされるのか?」「何ができるようになるのか?」が分かり、学習内容の目的性が明確になります。
また、診断シートでは、ICT利活用力の水準を1000点満点で評価し、さらに、15の詳細能力ごとの利活用レベルや不得意能力への学習アドバイスなどもあわせて提示されるため、学生は自ら次の目標を設定し、それに向けての学習へとつなげていく事ができるようになります。
Rastiは既に多くの企業で導入・評価されており、就職活動時の自己アピールの材料としても非常に効果的です。